健康すこやか学級では、介護予防の場・社会参加の促進・地域福祉活動の拠点を目的に各学区で工夫を凝らし実施されています。中京区では、「学ぶ」「話す」「作る」「体を動かす」活動を多く行ってくださっており、前年度は712回行われました。
12月4日に、行った「スタッフ情報交換会」について紹介します⛄
当日は健康すこやか学級の担い手の方36名、関係機関の方7名の参加があり、活動発表や意見交換が行われました。
「新たな活動を通じて利用者・担い手の間口を広げる取り組み」
竹間学区社協では、多種多様な10のプログラムを実施されており、細やかな高齢者の見守りにつながっています。しかし、以前は手芸中心の活動でありました。竹間学区の三輪会長はこのことについて「以前は手芸中心で、女性の参加者ばかりであったことから新たな活動を行おうと考えた。新しい活動のアイデアは地域の方の得意なことや、新聞からヒントを得ている。」とお話されました。新しい活動が新しい参加者や担い手の方の役割につながっています。
「自分でできることは自分で 利用者と共に作る健康すこやか学級」
朱雀第七学区社協では、公園体操をコロナ禍で始められ、多い日は100名を超える参加者が見えます。活動の中で別所会長が大切にされてきた思いは「参加者の方が自分たちでやれることは参加者にやってもらう」ということです。「無理になにもかも取り上げてしまいやらせないのではなく、高齢者の方の力を信じ、その力を引き出すことが重要だ」と別所会長はお話されました。継続する中で、今まで歩行器で来ていた方が歩行器無しで歩けるようになることにもつながっています。
また、体操が終わった後のヤクルトを持っての公園での井戸端会議も特徴です。仲間づくりにもつながっており、いつも体操に休んでいた際には、気にしてお家に訪問するなど見守りにもなっているということです。
「物づくりを通した介護予防」
銅駝学区社協では、ものづくりを通した介護予防を取り組まれています。1人くらし高齢者の会である「すみれ会」を通してすこやか学級への参加も声掛けされています。参加しやすさを大事に取り組まれているのが、すこやかサロンです。1日で完成するものつくりを大事に誰でも参加できる雰囲気作りを大事にされています。
アートフラワーサロンでは、1年を通じて1つの作品を完成させていくことで仲間作りにもつながっていると大東会長は話されていました。
「いばしょとしての健康すこやか学級」
後半にはすこやか学級のちょっとした工夫というテーマでグループワークを行いました。
参加してもらいやすい広報の工夫や、参加した人が安心して楽しめる内容の工夫、声掛けの工夫など様々なアイデアが共有されました。工夫の中には、たくさんの大切にしたい思いが詰まっていました。そんな思いが共有され、中京区全体で健康すこやか学級を頑張っていこうという意思統一ができました。参加者からは、「他学区の情報が知れてよかった」「私たちも頑張っていきたい」などの思いが寄せられました。今後も中京区では、健康すこやか学級を応援し、つながり作りになる取り組みを大事にしていきます。