中京区は、マンション等共同住宅の居住率が高い地域であり、ひとり親や共働き家庭など、子どもだけが家で過ごす時間が長い家庭も多いです。そのため、小学生ができる防災、災害対策を親子で学ぶことにより、地域や家庭での防災意識を高め、自助・共助の力を養うことを目的とし、3月16日に「おやこでまなぶ 災害講座」を実施しました!
当日は、防災士の太田興氏、防災寺子屋の皆さんに来ていただき、体験も交えて、楽しくためになる講座をしていただき、参加者は36名でした。当日の様子をご紹介します😊
まずは、地震や水害の仕組みについて、講義がありました。太田さんから「今後みんなが大人になるまでに地震は増える?減る?」という問いかけには、「増えると思う!」など手を挙げ、子どもたちが応じていました。その中で、どうして地震が増えるのかといった仕組みについて詳しく模型を用いながら説明され、子どもたちも保護者の皆さんもメモを取り、地震への対策の重要性を学ばれていました。
次に、太田さんから「地震が起きた際、自分たちの家族が無事ならすぐに避難所に行く。正しい?正しくない?」の問いかけが出されました。そこには、「正しい!」「すぐに行く!」と口々に答える子どもたち。「自分の家族のうち、二人が家屋に挟まれた。どうする?」という問いかけには「助けてもらう!」と子どもたちが答えると、「無事な人がみんなすぐ避難所に行くと、自分の家族を助けてくれる人はいないよね」「まちで出たボヤはどうなる?」と話され、「まずは、地域の集合場所に行き、近所の人は近所で助け合いが必要」とお話されました。
その中で、ジャッキを使った人助けの体験や、消火器・発電機の使い方を覚える講座が行われました。
参加者からは、「災害はいつどこでおこるかわからないから家でじゅんびすることが大事だと思った」「個人・家族単位でどうするべきか考えていましたが、町内の方との協力が必要だと気付くことができた」といった災害に対する備えの重要性を実感した感想や「これから帰ってままとぱぱと地域の集合場所など確認します」といった実際に行動に移そうといった声がありました。
中京区社会福祉協議会では、「なにかあったときのつながりづくり」としても、福祉のまちづくりを進めていきます。